Oリング - 被覆Oリング(GTジャケットOリング)

被覆Oリング(GTジャケットOリング)

被覆Oリング(GTジャケットOリング)

商品のご紹介

耐薬品性と弾性を持ったフッ素樹脂被覆のOリング

GTジャケットOリングは、フッ素ゴムまたはシリコンゴムをフッ素樹脂で完全に被覆し、ゴムの弾性とフッ素樹脂の耐薬品性とを兼ね備えたOリングです。

GTジャケットOリングの種類

名称 被覆材料 使用温度範囲 芯材料 特徴
FEP -60°C~200°C フッ素ゴム 標準品で最も弾力性がある
シリコンゴム
PFA -60°C~260°C フッ素ゴム 強靭で高温まで使用可能
シリコンゴム

GTジャケットOリングの特長

強い耐薬品性

ゴムのOリングがフッ素樹脂(FEP、PFA)で完全に被覆されているため、フッ素樹脂と同じ耐薬品性が得られるだけではなく、ほとんどの薬品に耐性があります。

広い寸法範囲

JISサイズ(P-7以上)や米国のAS568A(-011以上)等の規格品以外にも、内径6.1mm~3,568mmの範囲で特殊寸法品を提供できます。

広い使用温度範囲

-60°C~+260°Cの温度に対応できます。

継ぎ目がスムーズでシームレスです。

その他

強靭、優れた耐候性長寿命、優れた電気絶縁性、少ない吸水性等。

応用分野

GTジャケットOリングは、ゴムのOリング、フッ素樹脂のシートおよび、その他のシールに代わって、多くの分野で使用されています。例として次のものがあります。

  • フィルター
  • バルブ
  • シリンダー
  • ガス圧縮器
  • 滅菌器具
  • その他
  • オートクレーブ
  • ポンプ
  • アクセスカバー(ドア)
  • 真空装置
  • 各種医療用機器
  • メカニカル・シール
  • パイプ接続
  • 熱交換器
  • 各種食品用機器
  • 圧力容器

フッ素樹脂について

耐薬品性

フッ素樹脂は、実質的には全ての薬品に耐性があるといえますが、例外として、ナトリウム、カリウム、リチウムのようなアルカリ金属があります。これらのアルカリ金属は、フッ素樹脂の分子からフッ素を奪い取り劣化させるので注意が必要です。次に、フッ素やフッ素化合物等も、フッ素樹脂に吸収されやすいため、一応の注意が必要です。この他注意が必要なものは、水酸化ナトリウム(80%)、水酸化カリウム(80%以上)、水酸化ホウ素のような水酸化金属や、塩化アルミニウム、アンモニア、アミン、イミン、高温の酢酸(70%以上)等があります。

GTジャケットOリング被覆のフッ素樹脂は、米国FDAの承認を受けた材料です。

  • 益岡産業の対応事例
  • 会社情報
ページの先頭へ戻る